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発達障害学生におくる、九大生活の道しるべ

発達障害(自閉症スペクトラム)の私が後輩のみなさんに向けて綴る、九大生活の見通しを立てるためのサイト。講義など学内の様子や学食、図書館など施設の利用法、障害者支援情報、発達障害の私が実際に直面した問題や工夫していることなど。

「辛い」を表現できないというコミュ症 ―発達障害学生が「辛い」と訴えたときは―

 

4月の授業開始まで、あと2週間。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

 

実を言うと私は、、、

絶不調であります(;´Д`)

 

これを機に、今日はちょっと自分自身の困っていることを書いてみますね。

 

 

辛いのに元気に見える!?

 

 このブログで、私が体調を崩しやすいという話はちょこちょこ書いてきましたが、、、

どんなに辛いときでも、周囲の人たちには至って元気に見えるのだそうです。

 

私は、いわゆる空気を読めなくて他人に迷惑をかけまくるタイプの発達障害ではないので、日常のコミュニケーションに関してはまあまあ出来ている方だと思います。

ですが、最近気づいたこと。

私には、辛いときに自然に「辛い」を表現できないというコミュ症があります。

 

ふつう体調が悪いときや辛い思いをしているときは、表情が暗くなったり、声のトーンが下がったり、動作が鈍くなったりしますが、私にはそれがないのです。

なぜか、辛いのに笑顔でハキハキ喋るし、家に帰ると死んだように倒れているのに帰り着くまでは何食わぬ顔をしていたりします。

 

 

非言語的コミュニケーションに難あり

 

 以前、何かの心理学の本で読んだのですが、人間のコミュニケーションの大部分は、表情や動作などの非言語の部分で成り立っているのだそうです。

言語を介してのコミュニケーションは、わずか7パーセントに過ぎないんだとか。

ですから、例えば辛いときに、思いっきり笑顔で動作もしっかりしている状態で、「辛いんです」と訴えたとしても、言語による訴えよりも非言語の「笑顔でしっかりしている=元気そうに見える」という情報の方がどうしてもインパクトが大きくなります。

その結果、「辛いとか言ってるけど、元気そうじゃん」、「全然いい感じでやれてるじゃない」と言われてしまいます。

 

ここで、ひとつ顔文字を使った実験。

Q:どちらの方が辛そうだと思いますか?

 

A. 体調が悪くて辛いです(;´Д`)

 

B. 体調が悪くて辛いです(≧▽≦)

 

どちらも同じ訴えですが、Bの感じだと大したことないように見えますよね。

私は、辛いときに思い切って周囲に伝えてみても、いつもBの顔。

まともに取り合ってもらえずに苦しい思いをよくします。

 

死ぬほど辛くても笑顔(≧▽≦) いつも笑顔(≧▽≦)

自分でも本当に謎ですが、これは心配かけまいと気丈に振る舞っているというわけではなく、なぜかそうなっているんです。

逆に、辛いときに辛い顔(;´Д`)をするのは、私にとって演技でしかなく、演技する余裕は辛いときほどないので、やっぱり笑顔(≧▽≦)になってしまいます。

自分でもどうしようもないので、やっぱりこれは私のコミュニケーション障害なんだろうな、と思います。(もちろん、本当に楽しかったり嬉しかったりで笑顔のときもありますよ!)

 

まとまりのない文章になってしまいましたが、私が言いたいのは、もし発達障害学生が言葉で「辛い」と訴えたなら、どんなに元気そうに見えても本当に辛い思いをしている可能性がある、ということです。

これを頭の片隅に置いておいて頂けると、本当に本当にありがたく思いますm(__)m

 

 

発達障害学生が「辛い」と訴えたときは

 

それから、さらにもうひとつ。

そもそも、口に出して「辛いです」と言うまでに、私は相当に我慢しています。

仮に相手の方から「大丈夫?」と尋ねられたとしても、限界まで笑顔で「大丈夫です(^.^)/」と返事をしてしまいます。(これも無意識というか反射的に。)

ですから、周囲に辛いと訴えるときは、もう本当に限界を超えていてどうしようもないときが多いです。

そんなときに「元気そうじゃん」と言われてしまうと、もう限界なのに救いがないという追い込まれた状況に陥ってしまいます。

 

発達障害学生が言葉で「辛い」「苦しい」「困っている」などの旨を訴えたら、見た目で「元気そうに見える」「大丈夫に見える」という判断をせずに、訴え自体に耳を傾けて下さると助かりますm(__)m

 

また、人によっては「辛い」という訴え自体を周囲に伝えられず、我慢に我慢を重ねて潰れてしまうこともあるので、「何も言わない=平気でやれている」とも言い切れないところがあります。

辛いときに「言えるように練習しようね」というのは本人にとって負担ですし、かと言って、すべての教職員に「言わなくても察して下さいね」というのも無理があるので、難しい問題だと思います。

 

今回書いたことが、すべての発達障害学生に当てはまるとは限りませんが、「辛い」を上手く伝えられずに我慢してしまう学生は多いそうですので、何か参考にして頂けると幸いです。

 

 

 ◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆

 

 あ、「絶不調なのにブログはUPできてるじゃん」→「そんなに辛くなさそうじゃん」というツッコミはなしで(;´∀`)

これには、どんなに体調が悪くてもじっとしていられず上手く休めないという、別の特性が関係しています。

長くなってしまうので、この件はいずれ別の記事で書こうと思いますが、発達障害で、上手く休めずに困っている人は多いみたいです。

 

 

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