発達障害学生におくる、九大生活の道しるべ

発達障害(自閉症スペクトラム)の私が後輩のみなさんに向けて綴る、九大生活の見通しを立てるためのサイト。講義など学内の様子や学食、図書館など施設の利用法、障害者支援情報、発達障害の私が実際に直面した問題や工夫していることなど。

男女で違う、発達障害の特徴 ―生きづらさを抱えている女子学生の皆様へ―

 

みなさん、こんにちは('ω')ノ

連休はゆっくりできましたでしょうか?

 

今日は、ネットで気になる記事を見つけたのでそのご紹介をしたいと思います。

今までも時々書いてきましたが、私は発達障害で、倦怠感や体調不良、感覚過敏などの身体症状に悩んでいて、とにかく身体的に辛い!というのが社会生活を送るうえでの障壁となっています。

先日、まさにそんな私の状況を説明してくれる記事を見つけました。

女性の発達障害についての記事です↓↓↓

 

bunshun.jp

 

文春ですが、話をされているのは発達障害の専門家の方。

どんぐり発達クリニックの宮尾益知先生です。

 

元記事が消えてしまうといけないので、そのまま下にコピーして引用しておきますね。

 

(引用ココから↓↓↓)

 

「大人の発達障害」女性が見過ごされてしまう3つの理由

片付けられない、女子トークがツライ。そんなあなたは要注意 

 

発達障害は、全般的に女性よりも男性のほうが多いと言われています。男性は女性の4倍いるという説もあります。

 しかし、実際は女性にも発達障害は少なくないとどんぐり発達クリニックの宮尾益知先生は言います。女性の発達障害がなぜ見過ごされてしまうのか、話を伺いました。

「特徴」があらわれにくい

発達障害は男性に多いということは以前から言われてきたのですが、長年診察を行っていると、女性の発達障害も決して少なくありません。

 女性の発達障害が見過ごされてしまう理由として、一番大きいのは、その特徴が男性ほど明らかにはあらわれないということがあります。

 アスペルガーは、こだわりの強さやコミュニケーション面の困難さを特徴とする発達障害ですが、男性の場合は幼少期からその傾向が目立つ一方で、女性の場合は特徴が目立たず「人間関係の悩み」として、その特徴が現れてきます。

 例えば、女性同士のグループでうまくいかず孤立してしまったり、ガールズトークについていけないなどです。

 アスペルガーの女性は、本人に悪気がなくても失言や暴言などが出てしまったり、また女性特有の非言語的なコミュニケーションが苦手なために、人の表情や仕草から暗黙の了解を知ることができないからです」

 

特徴は「おしゃべり」「予定がいっぱい」

ADHDの場合は、男性だと幼少期からそわそわと落ち着かない『多動性』と、手が出やすいといった『衝動性』がよく現れますが、女性の場合はこれらが見られず『おしゃべり』『いつも予定がいっぱい』といった特徴が現れます。

 またミスも多いのですが、幼少期にはおっちょこちょいで済んでいるものの、大人になって『失礼だ』と言われることが増えて、ADHDの可能性に気づく場合があります。

 これには、男女の脳の働きが関係しているとも言われています。発達心理学者のサイモン・バロン=コーエンは、女性の脳は共感を、男性の脳はシステム化を求める傾向があることを仮説として唱えています。

 これはあくまでも統計による仮説ではありますが、生活上でも男性は分析を求めがちな理系傾向、女性は共感を求める文系傾向が高いのではないでしょうか」

 

コミュニケーション力が高いゆえに見過ごされる

「私が診察を行っていても、女性は男性に比べて言語能力やコミュニケーション力が高いと感じています。そのため、発達障害というよりは個性と捉えられて見過ごされている場合が多いのです。

 例えば、アスペルガーの場合、男性では会話のすれ違いが幼少期から出るため、人間関係をそもそも築けない人がいる一方、女性はある程度の社会性やコミュニケーション能力があるために、10代になってから困ることが増えてきます。これは、女性同士のガールズトークが複雑になってくる時期と重なっています。

 先ほども述べたように、女性は10代を過ぎると非言語でのコミュニケーションを重要視するようになり、話が複雑になってくるため、テンポよく会話を受け答えすることや、恋愛・ファッションなどの他愛ない話についていくことができなくなってくるのです」

 

うつ病摂食障害から表面化することも

「また、女性の発達障害の場合、思春期に体調不良が強く出るのも特徴のひとつです。

 特にアスペルガーの女性の場合は、夜眠れないなどといった睡眠障害や、吐き気や腹痛、便秘などの胃腸の異常、原因不明の発熱、特に重労働をしていないのに、朝布団から出られないほどのひどい疲労感などの体調不良に悩んでいることが少なくありません。

 詳細は明らかになっていませんが、アスペルガーの女性は、ホルモンの関係で思春期にからだが変わってきます。体格もふくよかになります。体質的に神経系の機能不全が起こりやすい傾向もあります。

 少し前に『片づけられない女たち』という名前でADHDが取りざたされましたが、片付けられないのは自分が悪いのだと自責的になり、うつ病と間違われるケースもあります。

 頻繁に体調を崩すために、病院へ行っても『心身症』と言われ、対症療法的に薬を飲むのですが、なかなかよくならず、何年も経ってからやっと発達障害に気づくこともあります。

 さらに、アスペルガーの場合、考え方のこだわりや感覚面のかたよりなどから、食事の習慣が乱れ、摂食障害を発症することも。女性の発達障害は、この他にも境界性パーソナリティ障害性同一性障害などの二次障害を起こしていることもあります」

 

診断基準が女性に合っていない

「そもそもの問題として、発達障害の診断基準が女性には合っていないのではないかという説もあります。

 アスペルガーは、もともと男子の発達障害として認識されていました。ADHDについても幼少期には男子が多く、女子の3〜5倍という比率で研究されてきた歴史があります。成人期になるとなぜか1:1になりますが。

 診断基準が男性向けになっているために、基準が該当する状態にならず、診断が出ない場合もあります。

 また、女性の場合は、アスペルガーADHDも混同される場合がしばしばあります。

 女性の発達障害で特徴的な『片付けられない』ということを例に取ると、こだわりが強く、持ち物を整理するのに時間がかかって、その結果部屋が散らかっているように見えるアスペルガーの場合と、不注意の特性に対処するために、使えそうなものは全て持ち歩いたり、いつも同じ確認行動をするなど独特の行動パターンがこだわりの強さに見えてしまうADHDの人の場合です。

 前者はADHDと診断され、後者はアスペルガーと診断されたりもします。同じ発達障害でも、治療法は異なるため、病院へ通っているのに心身の不調がよくならないというケースもあるのです」

発達障害にも性差医療

性差医療という言葉があります。女性も男性も発症するメカニズムは同じですが、精神的、身体的に異なっているために症状として表れる形が異なり、症状で診断する精神科的診断では紛らわしく、誤診も起こります。

 性差医療が正しく理解されてこそ、発達障害が適切に診断され、適切な治療が受けられるようになるではないでしょうか」

 

(↑↑↑引用ココまで) 

 

「コミュニケーション力が高いゆえに見過ごされる」「頻繁に体調を崩すために、病院へ行っても『心身症』と言われ、対症療法的に薬を飲むのですが、なかなかよくならず、何年も経ってからやっと発達障害に気づく」など、まさに私のことです(;´∀`)

宮尾先生がおっしゃる通り、発達障害にも性差医療が普及してくることを心から願います。

 

女性の発達障害は診断がつかなかったり誤診されることも多いそうですから、もし身体面や人間関係などで、自分は人とは違うなぁと感じて違和感や生きづらさを抱えている女子学生の方がいましたら、発達障害の特性を持っている可能性もあるカモ。

このブログでは、私自身の経験から、大学生活の負担を軽くできるような工夫や情報発信を行っていますので、何か生きづらさを軽くするヒントになると良いなと思います。

 

宮尾先生は本も出されているので、もっと詳しく女性の発達障害について知りたいという方は読んでみて下さい。

私も読みましたが、参考になる情報が沢山ありました。

もちろん、本に書かれている情報のすべてが自分に当てはまるわけではありませんが、一般的な発達障害関連の本のような違和感はなかったです。

 

女性のアスペルガー症候群 (健康ライブラリーイラスト版)

女性のアスペルガー症候群 (健康ライブラリーイラスト版)

  • 作者: 宮尾益知
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/03/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 ちなみに、発達障害か否かは明確な線引きがなく、誰しも多少はその要素を持っているので、自分に障害があるのかどうかはあまり悩みすぎないで下さいね。

(もちろん、診断があったほうが何かと助かることも多いので、気になる方はきちんと発達障害が診断できる病院に行ってみるのもありだと思います。)

 

以上、女性の発達障害についてのお話しでした('ω')ノ

みなさまの生きづらさが、少しでも解消しますように♪